ベビーアルパカ素材について
ベビーアルパカとは、生後3ヶ月以内のアルパカの子供の柔らかい毛だけを櫛ですいて取った、たった1回だけしか採れない貴重な素材です。その毛は細く柔らかいカシミヤに似ていますが、丈夫な質感があり、はるかに保温性のある暖かい素材として高い評価を得ています。通常のアルパカや安物製品に使われているラマ等とは異なる素材で比較になりません。
生息地
南米のアンデス高原に生息。海抜4000メートルの高地の環境は、夏は40度、冬は厳冬マイナス20度という厳しい環境です。その中で住み着いてきたアルパカの毛は人間の肌のように、外界の環境に合わせて体を保護するという優れた特性をもっています。サーもメーターにように寒暖両用として調節の聞く素材で、欧米では非常に珍重されています。原住民だちが年間を通してしてこれたのもそのためです。
品質
アルパカの毛は、ウールやカシミヤと比べると強い保温性を有し、実にウールの8倍と言われています。その上上丈夫で、繊維を細かくしてもその強さは変わらず、モヘヤに次いで最も強いものとして世界中から注目されています。また、古来よりアルパカ製品は水にも強く、汚れた場合は手洗いをしてきています。30度以下の水温で軽く押し洗いした後、板などに広げて寝かし、日陰で乾かしていただくだけです。
特徴
インカ人がコンスタントに飼育しているとはいうものの、アルパカは世界に300万頭しか飼育されていません。アルパカの毛は2年に一度刈り取られ、一頭につき2kgから4kgの毛が採れ、方の部分と背中の部分のみ毛糸として使われています。しかもベビーアルパカの場合は一頭につき一度しか採れないので、高級素材として扱われ、それを使って編まれたセーターは大変貴重な一着となります。
全てが手作り「ロイヤル・アルパカ」社の製品
ロイヤルアルパカ社では、多色づかいの手編みニット技術を駆使して一着のセーターを3ヶ月かけて、一人にニッターが最後まで編み上げるという気の遠くなる技で創られています。
採取
生後3ヶ月以内のベビーアルパカから丁寧に櫛ですいて、毛を採取します。ほんのわずかづつしか採れない、手間隙のかかる手法です。採られた毛は手で糸を紡ぐところから紡績が始まります。
天然の色使い
アルパカは生まれ持つ天然の毛の色を生かした本当のナチュラルカラー使いが、アイボリー、ブラック、ブラウン、チョコレート等、実にそのパターンは22種類あります。アルパカという1種でこれだけナチュラルカラーが採れる動物は他に類を見ません。